連載 センター試験国語 満点への道 第6回

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連載 センター試験国語 満点への道 第6回

   

 

選択肢は比べるものである。

 

今回もこのテーマで話していきたいと思います。

 

 

 

記述式と違って

 

選択肢の問題の最も恐ろしいところは

 

オールオアナッシングであるところではないでしょうか。

 

 

記述式の問題なら

 

惜しい答えには部分点がもらえます。

(惜しくなくても必要な要素が入っていればもらえますね。)

 

正答まであと少しである、ということをしっかり評価してもらえます。

 

 

 

ところが選択肢の問題は

 

どんなに惜しい選択肢を選んでも

 

明らかに違う選択肢を選んでも

 

正答を選ばなければ

 

同じように0点です。

 

部分点なんてありません。

 

 

とくにセンターの国語は1問あたり8点だとか、10点だとか

 

非常に大きな配点になっています。

 

これが結果的に得点の差をつけてしまう要因となります。

 

それは他人との差にもなるでしょうし

 

自分の中でも得点が取れたり取れなかったりする差にもなります。

 

 

 

何が言いたいかというと、

 

惜しいところまでいったなら確実に得点したい

 

2つまで絞り込んだにもかかわらず間違えてしまうことを極力避けたい

 

・・・ということです。

 

 

 

今回は

 

2択まで絞り込んでから正答へとうまくたどり着くためのコツを

 

ひとつお話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ぼんやりとはっきり

 

 

① 山田くんは長身でかっこいい。

② 山田くんは身長が183センチもあり、かっこいい。

 

例えば

2つに残して迷った選択肢が上のようなものだったとしましょう。

 

果たして正解はどちらでしょうか??

 

 

 

 

 

選択肢は比較するものでした。

 

比較しやすいように要素に分解してみましょう。

 

 

① 山田くんは 長身で        かっこいい。

② 山田くんは 身長が183センチもあり かっこいい。

 

違いは真ん中の部分だけです。

 

その真ん中の部分も同じことを言っている気もしますが。

 

 

しかしポイントは

 

②の方が具体的ではっきり言っている、ということです。

 

 

確かに山田くんは長身なのでしょう。

 

しかし

 

184センチであっても

182センチであっても

183センチでなければ

長身であるにもかかわらず

 

②は正しくない、ということになってしまいます。

 

 

① 山田くんは 長身で        かっこいい。

② 山田くんは 身長が183センチもあり かっこいい。

 

 

 

 

物事は

はっきり言えばはっきり言うほどつっこみどころが生まれてしまうのです。

 

もちろん

そのはっきり言っている部分が正確なら問題ないですが

 

はっきり言っている部分が増えれば増えるほど

 

そこをクリアしなければならないというリスクが生まれるのです。

 

 

今回の結論、いきますよ。

 

 

ぼんやりとはっきりなら

ぼんやりが正解

 

 

 

正答はいつも

 

自分が正答であることを見破られないように

 

ひっそりと隠れています。

 

 

はっきり言ってしまうと

 

合っているか間違っているかの判断を簡単にされてしまいかねませんから、

 

当たり障りのないようにぼんやり言って

 

正解、と分かられないように

 

ただ間違いであるとつっこまれないように

 

ひっそりと存在しているのです。

 

 

過去問で確認しましょう。

 

 

 

 

2016本試、大問2の小説からです。

 

①と③が似ているようです。

(特に前半部分)

 

 

分かりやすいようにブロックに分けてみましょう。

 

3つくらいに分けてみましょう。

その1です。

 

① 子育てに理解を示さない夫のぶっきらぼうな言い方にいらだちを募らせていた

③ 夫の無理解に対する不満を口にしてしまった

 

単純に長さをみても①の方が長いですよね。

 

同じ内容を述べているにもかかわらず長い、ということは

 

抽象化しきれていないという証です。

 

唯一気になるのは後半の

 

① 募らせていた

③ 口にしてしまった

 

の箇所に関しては③の方が具体的です。

本文で実際に口にしていたかだけ確認しに行きましょう。

 

 

 

 

次のブロックです。

 

① 周囲の乗客に励まされたことで冷静になることができた。

③ 周囲の乗客が同調するように聞いてくれたことでいらだちが多少和らいだ。

 

長いのは③ですが、

 

この後半の言い回し、注意したいですね。

 

どちらの言い回しが「逃げ道」、ありますか??

 

① 冷静になることができた。

③ いらだちが多少和らいだ。

 

①は、いらだちが和らいで冷静な状態にまでならなければなりませんが、

③は、いらだちが多少和らげばいいのです。

多少でいいのです。

 

 

 

 

最後に3つ目のブロック。

 

その前の部分は①と③でまったく違いますのでスルー。

 

① 鹿児島での生活に気持ちを向けている。

③ 落ち着きを取り戻している。

 

ここは明らかに

 

① がはっきり

③ がぼんやりですね。

 

というわけで

 

正解は③でしょう。

 

 

鹿児島での生活でなくてもOKなのが③ですから。

 

 

 

 

 

 

ぼんやりとはっきりなら

ぼんやりが正解

 

正答はいつも

自分が正答であることを見破られないように

ひっそりと隠れています。

 

 

 

忘れないでください。

 

 

 

 

 

 

実は

 

先ほどのところにも1つこつがありまして、

 

選択肢を先に見比べることで

 

本文で注意深く見るべきポイント、

 

確認すべきポイントが

 

先に分かる、という利点もあるのです。

 

 

これは次の機会に。

 

 

 

 

 

センター国語満点までの道はまだ遠い・・・

 

 

 

連絡先  Medicus  担当 伊藤
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