私大医学部 小論文講座②

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私大医学部 小論文講座②

医学部小論文講座2回目です。

今回のテーマは「文字数の増やし方」です。

 

正直言うと、前回のブログ内容を極めていけば、大半の私大医学部はもちろんのこと、志望理由書や一般的な推薦入試、そして、社会人になってからの文章作成…と、一生ものの技術が身につきます。

 

しかし、世の中、そんなに甘くない。実は、この型だけでは、長文は書けないのです。

前回お伝えした通り、論点→譲歩→論破→結論のブロックを作ることは、変わりないのですが、これだと1,200文字以上は書けません。比較的短い文章(400~800文字)には対応できますが、それ以上になると、もう一工夫、必要となってきます。

 

何も考えず、適当に文字数を増やしてしまうと、ベースの論理展開が崩れたり、同じ内容を繰り返し、”ふやけた文章”(例 反省してない人が書く”反省文”)になってしまう経験をしたことある人も多いのではないでしょうか。

 

 

 

では、一体、論理構成を崩さずに、文字数を増やす方法とは、どのようなものでしょう?

 

 

その秘技をお伝えしたいと思います。

 

 


小論文② 字数の増やし方

 

こんにちは。国語科講師の長島です。前回の記事では小論文の書き方をご紹介いたしました。

論点→譲歩→論破→結論の流れ書いていく、というものでした。今回はそれを踏まえて字数の増やし方をご紹介いたします。1200字を超えるような長い小論文が書けないとお悩みの方はぜひご覧になってください。

第一回の記事をお読みになっていない方はこちら→第一回へのリンク

 

 

では、具体的な話に入ります。字数を増やすための方法とは「再譲歩と再論破」です。はじめは第一回でご紹介したように論点→譲歩→論破と書いていきます。この段階で字数が不足していなければ、結論を書いてまとめましょう。しかし、まだまだ字数が足りないというのであれば、論破の後に再譲歩をします。再譲歩とは、論破に対する反論を書くことです。そして、再譲歩の後にそれを潰します。これを再論破と言います。

 

そもそも、物事には必ずメリットとデメリット、いい面と悪い面があります。ですから、どんな考えにも反対意見があるものです。当然、あなたが書いた論破に対しても。それを再譲歩のところで書いてあげるのです。そして再論破のところで改めて潰し、結論を書いてまとめる。字数が不足した時は、このように再譲歩と再論破を加えることで対応していきましょう。

 

では、前回と同様に例題を用いながら、より実践的な内容に入っていきましょう。

 


例題

すべての授業を英語で行うという大学が増えてきている。その風潮に対するあなたの考えを1200以内でまとめなさい。

 


 

 

 

指定字数は二倍ですが、内容自体は第一回と同様のものです。したがって、途中までは前回と同じです。論点は「すべての授業を英語で行うという風潮は正しいのか」とします。次に譲歩で「いまは世界がグローバル化している。だから英語力を高めなくてはならない。したがって、すべての授業を英語で行うのは正しいことだ」と述べる。そして論破する。論破の内容も前回と同様に「グローバル化したからこそ、教養や知識を深めたり実力を高めたりしなければならない。そのためには母国語での教育が必要だ」と書いてあげればOKです。

 

 

さて、ここからですね。まだまだ1200字には届きませんから、再譲歩と再論破をして字数を稼ぎます。

 

まずは再譲歩です。論破に対する反論を書いてあげましょう。

 

 

グローバルな世の中で能力や知識が大切だとしても、それを相手にわかってもらうためのツールは必要不可欠だ。そして、そのツールになるのが英語である。であるならば、やはり英語力を高めていかねばならないだろう。論破の意見にはその観点がない。

論破に対してこのような「では英語力を伸ばさないでよいのか」という反論が予想されますので、これを丁寧に書いてあげれば再譲歩の完成です。

 

 

それでは再論破です。再譲歩の内容を潰しにかかりましょう。

 

 

確かに英語は外国人とのコミュニケーションツールになる。もっとも大切なのは、実力や教養を深めることだとしても、英語力を鍛えることも重要だ。しかし、すべての授業を英語でするよりも、英語自体の授業を拡充させるなり、短期留学を必須にしたりした方が有効であろう。やはりすべての授業を英語で行う必要はないと言える。(150文字)

 

これで再譲歩の「では英語力を伸ばさないでよいのか」という反論を潰せました。再論破の完成です。最後に結論として「大学がすべての授業を英語で行うことはよくないと思う」と述べてまとめれば答案の出来上がりです。

 

いかがですか。字数を増やしたいときはこのように「再譲歩と再論破」をすることによって対応します。有効な手法ですので試してみてください。

 

次回は私立医学部の過去問にチャレンジします。ご期待ください。

 

 

 

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予告です。

第3回 「医学部小論文 入試問題にチャレンジ」・「4日間で合格答案が書ける私大医学部」

 

 

となります。お楽しみに。

 

 

連絡先  Medicus  担当 伊藤
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