連載 センター試験国語満点への道 第4回


連載 センター試験国語満点への道 第4回

 

今日はセンター試験で必ず出てくる誤った選択肢について

 

具体的にひとつ、話してみたいと思います。

 

 

 

まずはあまりぱっとしませんが直近のセンター2017大問3から。

(イ)の問題を考えてみてください。

ここでまず真っ先に消えるのが

②の“聞いてほしい”です。

 

 

もちろん

最重要古語「聞こゆ」には

“申し上げる”以外にも

“聞こえる”という意味もあります。

 

その下の「まほし」は

“~したい”ですから

“聞こえてほしい”→“聞いてほしい”

十分にあり得そうな答えです。

 

実際の文の中では

“聞こえる”

という意味で登場することも多いですしね。

 

 

 

ですが

ここで考えてほしいのが

 

“聞こえる”という

古文の学習をしていない人ですら意味を推測できるものを

わざわざ

出題するのか、ということです。

 

これが

センター試験でなくて

 

そこそこレベルの高い私大の個別入試であったり

国立の2次試験の記述であったりするなら

 

話は別です。

“聞こえる”と訳させる問題も出てきます。

 

 

 

つまり

 

頭の中に

“聞こえる”以外の答え

持っていそうな層の学生に向かっては

 

ウラをかいた

“聞こえる”

という答えもあり得る、

ということです。

 

 

 

ところが

 

センター試験の国語は

普段古文を学習していないような層の連中まで受験します。

 

そのような試験で

 

最もレベルの低い連中が正解してしまいかねない答え

絶対に答えになりません

 

勉強をしていない連中がラッキーパンチで正解し、

勉強をしてきた人が報われないような問題は

作られるはずがないのです。

 

国語の配点は

1問1問が非常に大きいので

(語彙の問いでも古文だと5点)

他の科目に比べても

この傾向は強いです。

 

たまたま当てられるのを極力避けたい。

 

 

 

 

要は

 

語彙の問いで

傍線の「まんまじゃん!」

絶対に不正解です。

 

意味を知らなくても

たまたま当てられてしまいかねませんから。

 

 

 

 

 

 

では

 

2015の同じく(イ)の問いを

やってみましょう。

 

3つ消せませんか??

 

 

 

“あきらめる”のようなニュアンスの入ったものが

消せます。

 

①“宮仕えを辞めてしまいたい” 仕事をもうあきらめて辞めたい?

③“思いを断ち切りたい” 好きな人を思うことをあきらめたい?

⑤“私のことを忘れてほしい” 私と付き合うことをあきらめてほしい?

 

 

「あきらむ」は最重要古語で

ご存知のとおり“明らかにする”、

という意味です。

 

実は「あきらむ」には

“あきらめる”・“断念する”

といった意味は無いのですが

無いということを知らなくても

 

センター試験で問題になっている以上は

“あきらめる”ニュアンスの選択肢は消せます。

 

古文の勉強をしていない連中が

当てるかもしれないのですよ?

 

 

彼らに

「“あきらめる”っていみじゃねーのかよー」

と言わせたいのです。

 

 

 

 

現代文でももちろん使えます。

2008の問2。

(ア)はひとつ、(イ)は2つ消せますね。

 

まずは(ア)。

“名状し難い”程度は分かりたいですが

 

入試本番でも知らない言葉が問われるかもしれません。

”という漢字があるので

 

傍線のまんま

付けることが”

とある②は真っ先に消せます。

 

(イ)。

眉”という語に対応するのが

 

①と②が“”。

③が“顔色”。

④⑤は“表情”のようです。

 

“眉”が“”、という物理的な意味合いなら

出題されるはずはないですから

①と②は違うでしょう。

③は“顔色”になっているので残すのが無難。

物理的な“顔”とは意味合いが変わってきますし

“顔色”に近い④と⑤の“表情”もありますから。

 

 

 

 

 

まとめましょう。

 

 

ここでの考え方は

 

実は

この後の話にも大いに影響してきます。

 

 

 

 

誰もが受けるセンター国語。

 

1問1問の配点が大きいこともあり

 

勉強していない連中に

たまたま当てられてはたまらない。

 

ゆえに

 

最も考えずに・容易に

導き出せる答えは

 

正解ではない。

 

 

傍線の「まんまじゃん!」

絶対に不正解。

 

 

 

 

 

 

この考え方というのは

 

わざわざ問われるに値する答えか??

 

という疑問を常に抱きながら

選択肢を吟味する

 

ということで

 

また次回以降につながっていく

非常に大切な思考法です。

 

 

覚えておいてください。

 

 

 

センター国語満点までの道はまだ遠い・・・

 

 

 

 

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