2020年大学入試への対応は?~詰め込み教育はなぜ存在したのか(その2)

Pocket

2020年大学入試への対応は?~詰め込み教育はなぜ存在したのか(その2)

前回の「詰め込み教育はなぜ存在したのか(その1)」に続き

今回は「詰め込み教育はなぜ存在したのか(その2)」として、

「詰め込みこそが、創造的アイディアの源泉」ではないかについて言及したい。

 

 

 

(2)詰め込みこそが、創造的アイディアの源泉

「創造性=オリジナル=唯一無二の存在」である。他人のまねばかりでは新しいものが

生まれないはず。

 

ただ、クリエイターと呼ばれるの多くのは「詰め込み」から入っている。

なぜ、創造性と相反することをするのかを、彼らの言葉から学んでいきたい。

 

☆創造性を仕事としている人たち

①鈴木おさむさん(放送作家)

②堀江貴文さん(実業家)

③木部 智之さん(外資系マネージャー)

 

 

 

 

①鈴木おさむさん(放送作家)

                「映画を1日1本見ろ」

 

数多くの人気番組を世に送り出した放送作家として有名な鈴木おさむ氏。

(wiki参照

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E3%81%8A%E3%81%95%E3%82%80

 

その創造的なアイディアがどこから生まれるのかを語っているサイトがこちら。

http://logmi.jp/139749

 

「1日1本映画を見ろ」

映画を見始めたころは意外としんどいうえ、肝心なアイディアが出てこなかったそうです。

しかし、2年目続けていたあたりから、ある日突然思いつくように。

 

その理由を、もともとは「データベースの少ない”検索エンジン”だった」のが、毎日映画を見ることで、「ある日突然、自分のなかのデータベースの検索が急にできるようになった」 としています。

 

私も発案できないダメサラリーマンだったのですが、そんな私に上司は「映画を見ろ」とアドバイスしてくれました。なので、この記事を見たときにはびっくりしました。

 

というのも、上司は危機的状況でもどんどんチャンスに変えるアイディアマンでしたので、当時は「やってみる価値はある」と思い実践へ。ただ、いざ毎日見るのは本当にきつい。その上、その割に変化を感じない。いつでも投げ出せる状況。「こんなことで、上司みたいになれんのか?」と思っていました。

 

ただ、なにも出てこないということは「頭が空」ということ。ならば、とにかく何かを頭に入れるということはシンプルかつ必要なことだと今は思います。

 

 

②堀江貴文さん(実業家)

自分で多くの情報に接する・自分の頭に落とし込む・自分で発信する」

 

http://t-saguchi.com/horiemon-info/

 

言わずと知れた実業家、堀江貴文さんです。これまでもビジネスの傍ら、執筆・メルマガなどで多くのアイディアを発信しています。賛否両論別れる方だとは思いますが、彼の言動は「誰でもできることではない」と私は思っています。私も「ゼロ」を読みました。スーパー進学校の頭のいい人の合理的な考え×秘めた情熱のある方だと思います。

 

で、このサイトでは「自己表現」までの方法が書かれています。

そこでも、まずは、頭に情報を入れて(詰め込み)がスタートになるといっております。

 

 

頭に情報を放り込むだけでも自然と整理されていくと思うのですが、そこを意図的に考えていくことで、整理スピードが高まり、結果として多くの考えを生み出せるのだと思います。

 

思考は「いいかえ・因果・対比」の3つ。この3つのつなぎを駆使していくことが要諦。アイディアが出てこない人はここを意識するといいと思います。

 

具体的には

・~に似ている(言い換え)

・AということはBといえるのでは(因果)

・Aとは反対のことから考えてみるとどうだろうか(対比)

 

世の中は「いいかえ・因果・対比」でできている。これを駆使して、物事を分析・予測したり、つないでいく癖をつけていく。

 

特にとっかかりやすい「お笑い」た「映画」のオチを想像してみるのもトレーニングになると思います。

 

ともあれ、まずは”詰め込み”は必要です。

 

 

③木部 智之さん(外資系マネージャー)

    自分の頭で考える前に絶対に必要なのが、事実を正しく把握すること

 

 

日本IBMのシニア・プロジェクト・マネジャーとして、数百人のメンバーを抱える木部さん。膨大な仕事を日々こなすため、「思考のスピード」が必要。そのためにはどうすればよいのかについて書いてあります。

 

 

木部智之さんについて

 

 

 

そこでもまず必要なのは「インプット情報」。

まず情報を仕入れること。ここでは、情報を仕入れるときのポイントが記載されいます。堀江さんと似ていますが、こちらは主に「人」から情報を仕入れる方法がメインです。

 

 

 

このように、クリエイターの人はまず「情報を入れる」ところから入っている人が多いと思います。これは勉強・仕事にかかわらず、日常的なこと(ファッション・お笑い・ゲームなどなど)も同じことがいえると思います。

 

原宿系のファッションが、おじさん・おばさんから生まれるわけがない。

http://www.harajukuii.com/ja--sb15-pi1-c3490.htm

インスタグラムでコーデをアップしているだけで、世界から注目を集めている若者がいるんです。大人には想像できない”創造性”ではないでしょうか。

 

 

 

話を戻して、受験の「詰め込み」です。

 

確かに、単なる受験テクニックの詰め込みは不毛です。範囲・内容が定まっている定期テストくらいならばなんとかなります。しかし、見たことがない問題だと処理できない人が続出する。

 

それは進学校に行った人もそう。中学程度ならば、単なる詰込みで頭が整理できたかも知れませんが、高校レベルになったら”メッキが剥げる”人が多い。私立文系を選択する人のほとんどがそれに該当します。頭に入れれば何とかなりそうな科目にシフトしているだけなんです。

 

なぜならば、既存の試験でも創造性が求められる問題があるから。

東大なんかは最たる例でしょう。詰め込みだけで対応はできない。知識の問題があったらラッキー。頭を使う問題ばかりです

 

 

でも、そんな創造的な問題を解く場合に、やはりベースとなる詰め込みは必要。

だから、一概に「詰め込みは悪」と言ってしまうのは短絡的。ケースバイケースで使い分けることが大切。

 

注意すべきは、「情報を入手させるときに、考える方法も添えて伝える」指導が肝要でしょう。それならば、既存の受験勉強もそんなに悪いものでもない。

 

既存の試験はまだ答えがあるから詰め込んでごまかせる場合もあるでしょうが、仕事のような答えがない問題は単なる詰込みでは絶対に対応はできない。

 

よって、これからの教育は、これまでの日本のいい部分は残しつつ、論理的にものを考え表現するといった日本独自の指導が必要ではないかー2020年大学入試改革はイノベーションを生み出す機会になると思っています。

 

 

次回は、②現在の入試問題と自己課題解決を試す問題の違いについてです。

 

 

連絡先  Medicus  担当 伊藤
e-mail
toiawase@medical-stage.com 

電話

03-3401-5281 *営業時間 平日9時~17時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Pocket

トップへ